大爆笑のブックトーク
2019年2月9日,10日 栃木県佐野市 佐野市文化会館
執筆担当者:武田朋彦
先週は栃木県佐野市に行ってまいりました。有名な“佐野厄除け大師”や“アウトレットパーク”があって、関東各地から人が集まる街です。4年ぶりの開催でした。
この冬一番の冷え込みで大雪が心配されましたが、雪はそれほどでもなく一安心・・・。しかし、皆さん外出を控えるのか、お客様はやや少なめでした。
とはいえ、来てくださる方々はとても熱心に楽しんでくださいます。
日曜日のブックトークのことです。最前列には本好きのご家族が座ってくれました。30代のお父さんお母さん、小学2年生のお兄ちゃん、年長の妹さん、一番下に2歳の男の子・・・。一番下の子は時々ぐずっていましたが、上の二人はとても熱心に聞いてくれました。 ブックトークでは、反応をみて子供たちに、質問したりクイズを出したりします。特に人気なのが美しい版画で描かれたビッグサイズ絵本。様々な動物が作家さん独自の楽しい分類で、各ページ見開きに登場します。 「これ、なーんだ?」「ライオン」「これは?」「クジラ」・・・、
最前列の兄妹も元気に、あるいは少し照れくさそうに答えてくれました。 次に、各ページがどんな “仲間分け” になっているのかを考えてもらいます。
「Hot」=「暖かいところでくらす動物たち」、「Cold」=「寒いところ」、「Feathered」=「羽毛のある動物、鳥たち」という具合です。
「Horned」のページで、「これはどんな仲間かな?」と質問しました。
答えは「角のある動物たち」。 すでに気づいた表情のお兄ちゃんは、妹さんに答えさせようと待ってあげています。
なかなか答えの見つからない妹さんに、私がヒントを出しました。
「お母さんがおこったときに出てくるやつ!」 しばらく考えた妹さんの答えは… 「野生!?」 ひっくり返るお母さんの後ろで、大爆笑がおこったことは言うまでもありません。
・・・おかげで、その後のブックトークはとても楽しい充実したものになりました。
ブックトーク終了後も、本好きのご家族はたっぷり2時間過ごしてくださいました。お母さんの名誉のために言っておきますが、お父さんもお母さんも、とても上品な優しい方で、もちろん子供たちは、とても活発で賢い、でも落ち着いて上手に遊べる、とても素敵なご家族でした。
次回は一週お休みいただきまして、2月23日,24日、場所は初めての開催となります、茨城県北茨城市です。
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