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本と共に暮らす子どもたち


2015年6月13日,14日 埼玉県上尾市 上尾市文化センター

執筆:大塚智子


先週は、埼玉県上尾市へ行ってまいりました。今回も様々なお客様にご来場いただきました。中でも印象的だったのが、男の子3人兄弟のあるご家族です。

お兄ちゃんと、3歳の弟くん、そして1歳8か月の赤ちゃん。赤ちゃんは、ベビーカーでしばらく眠っています。その間お兄ちゃんたちが、楽しそうに絵本を見ていました。特に上のお兄ちゃんはとても本好きらしく、かなり長い時間、熱心に絵本をみてくださいました。さすがに3歳の弟くんは飽きてしまい、くずりだします。 そこに、寝ていた赤ちゃんがお目覚めに。弟くんは、帰る口実を見つけたとばかりにお母さんにアピール。しかし、赤ちゃんはむくりと起き上がり辺りをキョロキョロ、すぐにベビーカーを置いて歩きだしました。お兄ちゃんが見ていた絵本をのぞきこむと、絵本が並んでいる空間と認識したのか、爪先立ってテーブルに並ぶ絵本を選びだしました。そして1冊選ぶと、自分の高さにちょうどいい椅子のところ運んで、一生懸命に1ページ1ページ眺めはじめます。そして、もう1冊、また1冊と、それを繰り返すのです。もう3歳の弟くんは、帰ろうと言えない空気になってしまいました。結局は兄弟3人仲良く絵本を眺めていました。

お母さんにお聞きすると、おうちにはやはりたくさんの本が並んでいるそうです。


今回はもう一組、よく見てくれる小さなご兄弟がいらっしゃいました。それは以前の私たちのお客様。お届けした絵本は「よく見てるね〜」とお父様。ありがとうございます。

憧憬社の絵本がよいというわけではなく、本が並んでいる環境を楽しまれる、ご両親の価値観のもとでこそ、子供たちは、本当に賢く、心の豊かな子になるんだと感じます。


私たちが皆さんに届けたいのは、「本」ではなく、本と共に暮らす子供たちの姿なのかもしれません。次回は、茨城県結城市です。

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