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素敵な先生 絵本は祖母から孫、そして子どもたちへ


2020年2月1日, 2日 静岡県掛川市 掛川市生涯学習センター

執筆:大塚智子


昨年最後の「がいこくえほん展」を終えてから、1か月ぶりの開催でした。場所は静岡県掛川市。掛川市での開催はおよそ12年ぶりです。お休みしている間に、ホームページを新しくしたり、告知の方法を少し変えてみたり、このところ少なくなってしまったお客様に、何とか集まっていただけるよう、小さな会社でできることをやってみました。


さて当日…、2日間ともに大盛況。久しぶりの大賑わいでした。 大人も子どもも赤ちゃんも、年配の方も。本当に幅広い年齢層の方が来てくださったと思います。いつもは少ないお父さん方のご来場も多く、みなさんポジティブに楽しんでくださいました。掛川市のみなさん、また遠くから足を運んでくださったお客様、本当にありがとうございました。

たくさんの方とお話ししましたが、中でも印象的だったお客様をご紹介します。小学校の先生をされているという22歳の女性、まだあどけない雰囲気の残る新任の先生だったのですが、本好きの子どもたちを増やしたいという私たちの話に真剣に耳を傾けてくださいました。ご自身も本に囲まれて育ったというその先生は、子どもたちにも本の楽しさを伝えたいと、日々奮闘中とのこと。 今や学校でも、図書の予算が削られる中で人気のキャラクター本が揃えられている、という話も少なくありません。しかし先生の学校では、そういった流行りの本ばかりではなく、本当に子どもたちの血や肉になる本を選ぶようにしているとのことでした。授業以外の時間を使ってそういう本を伝えることを、先生も大事にされているということでした。

先生はご自身の本好きを「祖母の影響」とおっしゃっていました。子どもたちに絵本を届けるということは、やがて成長するその子たちが、絵本を届ける大人になっていくということです。おばあちゃんが届けた絵本や作った環境が、お孫さんをを通して、令和の子どもたちも育てているんだ…と思うとなんだか感慨深いです。 子どもに何かを伝えたり届けたりすることは、そういう未来をつくることなんですね。 「がいこくえほん展」同様、何事も、まず身近なところ、できることからコツコツと…なのかもしれません。

次回については、もう少し調節のお時間をいただきたいと思います。決まり次第告知いたします。いましばらくお待ちくださいませ。


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