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素敵な男子高生 2


2019年5月18日,19日 山梨県上野原市 上野原市文化ホール

執筆:大塚智子


先週は、山梨県上野原市に行ってまいりました。上野原市の開催は7年ぶりです。にぎやかだった7年前と比べ、2日間ともにお客様はまばらでした。それでも前回いらしてくださった方が何組か来場されるなど嬉しい一幕もありました。


特に印象的だったのは、土曜日の午後。誰もいない時間帯に一人の男子高校生が来場されました。「見てもいいですか?」少し遠慮がちに声をかけてくれた彼は、偶然えほん展の看板を見て入ってきてくれたようです。 興味深そうに絵本のページを開いてくれます。たった一人で入ってくるのは、大人の方でも多少緊張するはず。それでも好奇心からか、扉をくぐってくれたこと、とても嬉しく思いました。

武田が何冊か紹介すると、じっくりとお話を聞いてくれてとても楽しそうです。聞くと高校三年生。近くの図書館で受験勉強をした帰りだったそうです。宇宙が大好きで、国立大学の地学または物理学系の学部を目指していると教えてくれました。おそらく成績優秀であろう彼ですが、ガリ勉という雰囲気は全くなく、小さい頃から塾に通ったりはしていないとのことでした。部活は弓道部。なるほど袴も似合いそうな好青年です。4人兄弟の長男で、たくましさややさしさも感じる素敵な男の子でした。一番下の子が6歳とのことで、よかったらご家族にも教えてあげてください、とチラシを渡しブックトークをやっていることも伝えてお別れしました。それから一時間後、彼は17時の回にお一人でまた来てくださいました。

ご婦人お二人と、たった三人のブックトークでしたが、とても嬉しい時間でした。

2年ほど前、愛知県の刈谷市で開催した際に、刈谷高校の男の子たちが、楽しそうに見てくれたお話を紹介しました。彼らもまた受験勉強の合間に偶然看板を見つけ入ってきてくれたのです。今回の子と同様で、あまり塾に頼らず、部活をバリバリしながら、理系の有名大学を志望する男の子たちでした。

かしこさは日々の好奇心から生まれる。彼らのような人に出会うとそう感じます。きっと彼らは世の中のあらゆることに「なんだろう!」「知りたい!」というアンテナをはっているのでしょう。そんなふうに世界を面白がっていることが、理系的な探求心にもつながるように思います。


「がいこくえほん展」の看板を見つけたら「どんな絵本だろう!」「見てみたい!」わくわくどきどき扉をくぐる、そんな子どもたちに増えてほしいです。

次回は新潟県南魚沼市です。

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