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読み聞かせが盛んな町


2019年6月15日,16日 長野県茅野市 茅野市民館

執筆:大塚智子


先週は、長野県茅野市にて開催しました。茅野市での開催は約9年ぶり。ずっとお借りしたい会場だったのですが、なかなか日程が合わず今回やっとお借りすることができました。 9年ぶりということで期待と不安が入り混じるなかでの開催でしたが、なんと二日間ともに大盛況。最近どんどんお客様が少なくなっている中で、久しぶりの賑わいでした。お子様連れのご家族からご年配の方まで幅広く、計6回すべてのブックトークが盛り上がりました。


実は今回、市役所の幼児教育課のご協力のもと、各保育園、こども園のみなさまにチラシ配布の許可がいただけました。新聞の折込も入れていますが、お配りいただいたチラシからのご来場が多かったようです。ご協力いただいた園のみなさま、ありがとうございました。 また、事前に館の職員の方が、地域の読み聞かせグループの方々にお声をかけてくださり、それで来てくださった方もたくさんいらっしゃいました。市外遠方からやってくる会社に、こんなにも協力的に開催の手助けをしていただけるなんて感謝しかありません。 地域の人と人とのつながりも素敵でした。来て下さった方が、すぐにお友達やお知り合いの方に宣伝してくださったというのも、お客様が絶えなかった理由の一つです。


ただ混み合うだけの会場もありますが、茅野市は、小さな子どもたちも含めてきちんとお話を聞いてくださるムードがずっとあったのも嬉しいことでした。前回の記事で「聞いてもらえないと話し手も崩れてしまう」ということをお伝えしましたが、今回は話し手・武田もずっと楽しそうでした。なぜなら、大人の方が深くうなずいたり、手をたたいたりしながら、実に楽しそうにお話を聞いてくださるからです。そばにいる子どもたちにも「ほらほら」とお声をかけて絵本に注目させてくれます。何より子どもたちは空気を感じますから、まわりの大人が楽しそうにしてくだされば、一緒に聞いてくれるのです。 悲しい戦争のお話では、ボロボロと涙をこぼすお母さんの姿に、内容はまだわからなくても驚きながら神妙なお顔になる幼児さんの姿もありました。


茅野市はもともと読み聞かせ活動が盛んな町だそうで、熱心な読み聞かせボランティアの方々がいらっしゃいます。そういう地域は全国にたくさんありますが、しかし、読み聞かせは外でしてもらうことになってしまって、家庭では絵本にふれていないのかな?という地域が多いのが現状です。しかし、茅野市は町全体で絵本に対するポジティブな空気が流れているようでした。きっとボランティアの方の一方通行ではなく、お母さんも一緒に絵本を楽しむ空気ができているのでしょう。

茅野市のみなさま、本当にありがとうございました。

次回は、久しぶりの秋田県。初めての町、横手市へうかがいます。

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