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3歳児の反応


2015年2月6日,7日 東京都清瀬市 清瀬けやきホール

執筆:大塚智子


先週は、東京都清瀬市にて開催いたしました。清瀬市は2012年以来約3年半ぶりです。


「こども図書館」も併設されているきれいな建物で、普段から図書館をよく利用されるような、お子様連れのご家族で賑わいました。同じ図書館バックを下げたご家族ですが、たくさん並んだ絵本を見ての反応が、両極端に分かれるので、面白いような、少し怖いような気がします。


ある子は、次から次へとページをめくっては絵を眺め、おばあちゃんに色々と話しかけていました。お話を作ったり、疑問に思うことを聞いたり。本当に楽しそうに長く見ていかれました。ある子は「ほら、好きなのを見てごらん。」とうながされても、一向に本をさわろうとはしませんでした。それに対してお母さんは「ちょっと難しかったね。」とすぐに帰ってしまいました。どちらも同じ3歳児でした。


両方のご家族と少しお話しをしてわかったのは、おうちの中に本が並んでいるか、いないか。ご家庭に本棚があり「家に並んだ本では足りないから図書館を利用する」のと「図書館で済ます。」その差は歴然です。


毎回の繰り返しですが、本の楽しさを知っている子は、生き生きと楽しそうにしているということ、そのためには、本が身近なところにあることが必要なことをお伝えするのが、私たちの課題です。

是非、幼児期から本をそばに。子どもにとって難しいものなんて、ないと思うのです。

次回は、神奈川相模原市です。

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