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〇〇さんご家族との再会


2017年9月16日,17日 愛知県稲沢市 名古屋文理大学文化フォーラム

執筆:大塚智子


先週は、愛知県稲沢市にて開催しました。稲沢市での開催は、およそ9年ぶりです。

台風の影響が心配されましたが、予報よりゆっくりだったので、二日間とも無事に展示会を終えることができました。しかし帰りはまともにぶつかってしまい、台風とともに高速にのり、台風とともに東京へ戻ることに…(汗)


そんなふうに、少しの苦労をしながら遠方に出向く私たちですが、そのぶん嬉しいこともあります。


二年ほど前、愛知県内の別の地域での開催ではじめてお会いして、私たちの絵本をお届けしたあるご家族が、このFacebookを見てまた来てくださったのです。お父さんお母さんと、男の子の兄弟なのですが、実はこのご家族、昨年の夏にも別の会場に来てくださって、今回でお会いするのは3度目。2回目来てくださる方は、ときどきいらっしゃいますが、2年間で3回というのは、おそらく初めてです^_^ 「高速で1時間なんで〜」とさらりとおっしゃるご主人ですが、なかなかの距離です。本当にありがとうございます。

お兄ちゃんと弟くんは、会うたびに成長する様子が目に見えてわかりました。特に弟くんは、初めてのブックトークのとき、ごそごそと落ち着かず、ほとんど聞けませんでした。 2回目のときは、本を出すたび「○○くんちにあるよ!」というかわいい “合いの手“ が止まりませんでした(笑)そして、3回目は…

兄弟二人ともじっと絵本を見つめ、最初から最後までしっかりとお話を聞いてくれました。その様子をみて、武田は、普段あまり小さい子ばかりのときには読まない韓国の本をセレクト。大蛇にのみこまれそうなキジを、旅人が助けたところから始まる韓国の昔話で、かなり深刻な内容なのですが、二人とも真剣な表情で聞ききってくれました。(二枚目の写真の赤い服と黄色い服の兄弟です)かわいかったのが、お話が終わると、後ろにいるお母さんの方を振り向き「ヘビ大丈夫だった?」と弟くん。お母さんはヘビが苦手で、家でもヘビが出てくる絵本は気をつかって読み聞かせをねだらないそうです。笑


ブックトーク後、ひと通り本を眺めたあと、二人はラキュー(ブロックあそび)でも遊んでくれました。お兄ちゃん(6歳)が作り上げた作品は、構造、センスともに脱帽です。写真をご覧いただきたいのですが、なんと回転寿司なのです。写真ではわかりにくいですが、回転皿の中央に軸があり、ちゃんと回るんです!椅子の造形も美しい。ちなみに寿司は2巻ずつだそうです。6歳でこのプロデュース力は、なかなかないですよ。

2年前、「リビングいっぱいに本を並べたい」と語っていらっしゃったご夫婦。今回見せてくださった写真には、びっしりつまった大きな本棚の前に座る子供たちが写っていました。


私たちの絵本が、というわけではなく、本のある暮らしそのものが子供たちを育てているんだなと思います。そんなご家族に、私たちの方が、出会えてよかったと思っています。

お腹が大きくなっていたお母さん。秋には家族が一人増えるとのことなので、またいつかお会いできますように。なんだか私は親戚のおばさんにでもなったような気持ちです。


次回は、一週お休みをいただきまして、9月30日,10月1日、栃木県足利市(予定)です。

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